文天周辺商工会 ２０１４ver．
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まなびや　ぶんてん 　　　　前橋市旧町名めぐりうた

先日、本の整理をしていたら偶然本の合間から「古い前橋の町名めぐり」の歌が出てきた。この文章を読む時、昭和30年代に流行った地域の町名を愛するほのかな温もりを深く考えずにはいられなかった。その当時の方々は、多分ご存知のこととは思いますが、その歌をそのままの姿で記述してます。
前橋市旧町名めぐりうた　〔作者不明〕
１、 わたしゃあなたに堀川町　毎晩通って曲輪町 三度の食事も桑町で　会えば話が細々沢
２、 あなたと来るかと向町　暗い夜道に立川町 待てばあなたが北曲輪　今宵はほんとに紅雲町
３、 六供でないことくどくどと　言えば才川怒り出し 何を国領とどやされて　わたしゃ何も岩神町
４、 わたしゃワイフに天川町　仕事は新町熱心で うちじゅう中川芳町で　家はますます栄町
５、 土俵の小柳町止まり　神明も萌えてきた春が来た こころ諏訪諏訪散歩すりゃ　田中一面れんげ草
６、 萩の花咲く萩小路　昔懐かし琴平町 さむらい屋敷の百軒町　きつねこんこん紺屋町
７、 ダイヤの指輪は高田町　見るだけみんな見に来るわ（南曲輪） 恋し東（あずま）に買ってやろか　お金もないのに一毛ません
８、 榎の下で会った人　あなたは本町忘られぬ 恋は悲しい片貝町　敷島河原でひとり泣く
９、 県庁南の石川町　国道挟んだ竪町を 過ぎて走れば下小出　伊香保へ向かう二人連れ
10、 横山過ぎれば前代田　田町のお寺は清王寺 それは出まかせこの辺で　市内めぐりもひと休み
11、 天川原の萱の野に　相生の松生い茂り 市の坪には白さぎの　舞いて栄行く世をたたえ
12、 大塚町に宗甫分　いわれゆかしいそのかみの 旧前橋の町々の　名はいつまでもなつかしや

と懐かしい町名の姿をあらわしています。このことから人々が地域をこよなく愛していることに気づきます。最近地域と人との交流が阻害され、地域の存在価値がうすらいでいるかのように見受けられるが、地域あっての個人、家族、近所でなくてはならないと思います。いま一度私達の生活の基盤の地域に目を注いでみようではありませんか。このことからここに懐かしい町内めぐりの歌を参考として記載させてもらいました。是非ご一読ください。曲はずんどこ節に合わせるとよいともいわれています。

ライフサポートこううん　第十号より

　　　　　　　　　　　　　
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